20170416 vsベガルタ仙台
久しぶりにゆっくり試合を見れたので。
ここ2試合で2連敗と今ひとつな試合が続く鹿島。原点回帰としてなのか、メンバーを昨年の優勝メンバーに戻した(岳の所に中村充孝を配置)アウェイ戦。
スターティングメンバー
この試合で小笠原選手と曽ヶ端選手がJリーグ500試合を達成。
両選手のデビュー戦を見てきたのであっという間に500試合という感じもありつつ。でも、この常勝と呼ばれるチームで早くからスタメンを勝ち取りずっと出続けてきた、この2人の凄さ。
小笠原選手は、1998年4月15日にガンバ戦でのデビュー。19年前の1日前にデビューしてたのか…と。
そんな、重鎮の2人をスタメンに臨んだアウェイ戦。
前半は、全員が共通認識の元、連動したプレーが続く。前線で金崎選手がプレスを掛けに行けば、周りも連動してプレスを掛けに行き中盤でボールを拾いショートカウンターで攻め込む。ボールも小気味好くワンタッチで動いてゴールに迫る事が出来て前半から得点の匂いが。
ここで決まらないと多分焦れてズルズル行きそうな場面で、センターラインから駆け上がりボールを持った西選手のエリア付近で相手を抜き去ってのシュートがゴール隅に決まって先制。先制した後も、攻める姿勢は変わらず畳み掛けるような攻撃を続け、先発起用された中村選手がエリア内に侵入し仕掛けると相手選手のファールを誘いPK。ここは!500試合を達成した小笠原に蹴らしてくれてもいいんだよ!って思ったけど何時ぞやのアウェイ仙台戦でPK外したし…という不安もあり、金崎選手が落ち着いて決めてくれたので良かったです笑
その後もベガルタ仙台に自由にさせず80%は鹿島のポゼッション率だったんじゃないかなと。
ワンタッチプレーで右サイドを崩し、宮城県出身の遠藤選手がゴールを決めて3-0で前半終了。
見ていてワクワクするような前半の出来に後半も!と期待は高まるわけです。
が、気温が高かった今日は、後半足が止まり掛けたり、取り切れるところで取りきれずベガルタペースに。ベガルタの後半最初からの選手交代が当たった感じも。ボランチに富田選手が入った事で前半自由にやらせてもらってた中盤が自由に出来なくなったかな。
嫌な空気が流れる中、ボールを奪いきれずボールロストしてCKで失点。
嫌な空気が流れる中、何度かゴールチャンスがある中でも決めきれず。後半は中村選手がボールを持ち過ぎてしまってチャンスを決めきれず。思い切りの良さを発揮しても良かったと思います。
後半35分くらいに選手交代。
金崎選手→ペドロジュニオール選手
小笠原選手→三竿健斗選手
三竿くんお誕生日おめでとう!(ベンチ外だったけど、お兄ちゃんの雄斗もお誕生日おめでとう)
双子じゃない兄弟でお誕生日一緒って凄いね。
守って守っての嫌な時間になり、試合の終え方が今シーズンはドタバタすることが多い印象の中、カウンターでペドロジュニオール選手が今季J初ゴール。
試合は4-1での勝利でした。
前半のような試合を通して出来たら良かったなぁと。課題を残した試合でした。
あと、原点回帰して連動した試合運びを出来てたので、新加入の選手は、1人ずつ入れて馴染ませていく方法が良いかと。鹿島の戦い方を知ってるメンバーの中で共通認識を持ってもらえる方向で浸透してって貰えたら試合を落とさずに勝ち点を重ねられる気がします。
そろそろ、ここ最近勝ってないホーム戦で鹿島スタジアムで勝利を!!
小笠原選手の500試合達成が地味に嬉しく。
大船渡高校時代から応援していた岩手っ子が鹿島に入団して早々にデビュー戦を向かえ。
初ゴールを記録した国立競技場のゴール裏での歓喜は今でも思い出します。
当時のチャントはミッキーマウスのテーマだったな(笑)似合わない(笑)
お前のゴールを待ってるぞゲットゴール小笠原!だったな。ワンピースの曲になったのいつからだったっけ?
ワールドユースではスタメンで準優勝メンバーになり。早々に結婚して。
鹿島でもスタメンを奪い取り、トルシエ時代に感情を出せと怒られ走らされてたシドニー五輪時代。
ナビスコ、天皇杯ではマリーシアと言われ必要以上に叩かれ胃潰瘍になり、鹿島スタジアムのこけら落としの試合では、空中戦で落ちたときに肘を骨折。
数年後には同じカードでタックルを受け前十字靭帯断裂。選手生命の危機を感じながらも完治まで最短記録じゃないの?と思えるくらいの早さで復帰。復帰した浦和戦を現地で見て泣いた記憶。
イタリアへの挑戦もあったり。
19年という歳月はあっという間だったな。
ジーコ時代のドイツワールドカップでは戦犯扱いもされたな。当時は余り語らない親分気質だった満男くんが変わったのは東北大震災。高校時代過ごした町が津波の被害を受けて何か出来るのではと発信し行動した姿。それが小笠原満男の本当の姿だと思う。
500試合達成おめでとう。そして、これからもピッチを駆け回り、ピッチ上での監督としてまだまだ試合を重ねていってほしい。