日々の雑感と趣味の事

1789初日迎えて

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4月9日に幕が開けた「1789」

真咲さんの初日4月10日、宝塚退団後の女優デビュー戦を観劇してきました。
初日の幕が開く前まで緊張が凄くて、宝塚の1789の初日を思い出しました。あの時も凄い緊張してました。フランスで人気の作品を日本で初めて上演するという見えない怖さでしたが、今回は再演で女優としての初舞台。2年前のキャストのファンの方に受け入れてもらえるのだろうか?前任の花總さんを見ていらっしゃる方々が認めてくれるだろうか…。という謎の恐怖心がファン心としてありました。
あ、でも良く「まさおはクセが、まさお節がきつい」という言葉を目にしたり耳にしたりするんですけど、そこの心配は全然無かったです。宝塚時代のクセはわざとの部分もあっただろうし、取り外しが可能なものだと思っていたので、ストレートに来るだろうっていう謎の自信はありました。だから、そういう事を言っている人に対しては「見てろよ」っていう謎の思いも(笑)

2年前の東宝初演は観劇することが出来なかったので、東宝版を初めて見たんですが、フランス版に近い演出だったんですね。
宝塚では、デムーランが「武器をとれ」という箇所はフランス版の通りにソレーヌの「世界を我が手に」になっていて、おぉぉぉとなりました。楽曲も宝塚では使われなかった曲も多々あって、フランス版のCDを聴き込んでいた自分は嬉しいやつでした。

真咲さんのマリー・アントワネット像はどんな感じで来るんだろう?と楽しみの一つでした。
1幕では、国のことは他人事なのか、目をそらして生きていきたいのか自由奔放で、フェルゼンに完全に恋をしているマリー・アントワネットでした。でも、その中でも我が子のルイ・ジョセフへの愛に満ち溢れているというか、我が子を可愛いと思う気持ちや母性のようなものが垣間見れて、ルイ・ジョセフが亡くなった後に愛を注ぐ対象を自分は誤っていたと後悔している姿がとても印象的でした。
ルイ・ジョセフの死から、王宮にも聞こえてくる国民の声を耳を傾け、王妃としてどう立ち振る舞えばいいのか?王妃の役割とは何なのか?を考えていく過程。大好きなフェルゼンへの想いを断ち切って王妃として生きる覚悟が伝わってきました。
最後、「神様の裁き」を1音1音大事に歌っている姿も印象的なのですが、ギロチンが落ちた瞬間に優しく微笑んで背を向けていく姿が、自分の運命をすべて受け止めたような感じがしました。
ポリニャック婦人が意外と冷たく(笑)王妃のそばにいたのも計算だったのかな?と感じて、王宮の中での味方は本当にいなかったんじゃないか?と真咲さんが言っていたマリー・アントワネットの孤独というのが垣間見れる所もあり、だからオランプが「それでも王妃様のそばに居たい」と言った時に凄く嬉しそうにしている表情だったり、でもオランプのためにも「自分が恋をしている相手を選びなさい」「愛が無くては生きていけない」という言葉の説得力が増しているというか、、、。うん、とても良かったです。
と一気に書き綴りましたが、贔屓目全開でとっても良かったです。
歌も、1幕は少しひやひやしましたが2幕の落ち着いた曲を歌う時に本領を発揮してきた真咲さんの歌声。伸びやかに歌う姿を久しぶりに見れて嬉しかった。。。

初日後の観劇は、20日の予定だったんですけども…いや、もっと見たいぞ!と12日が休みを取れたので、思い切って当日券とおけぴでチケットを譲渡してもらい、本当に久しぶりにダブル観劇をしました。ダブル観劇なんて、いつぶりだろう?と思うんだけど、でも、観たいという気持ちに素直に従いました(笑)後悔は全然していないです(笑顔

何はともあれ、最高のデビュー戦を迎えられたんじゃないかな?とホッともして、幕が開く前の緊張とかはどっかに生きましたわw

他のキャストの皆さまの感想は、また今度。1789のキャストの皆さまも素晴らしくて、うっかり皆さん好きになっちゃいそうで、沼に嵌まってしまいそうな自分がいます。