邪馬台国の風(東京編)とSanté!!
東京の初日を迎えて約2週間ちょいでようやく観に行けました。
初日から10日間、全国を出張で駆けずり回っていたので初見が遅くなり、twitterで目にする変更があった話。そりゃ、変更しなきゃだろう…と思いつつも、どこが変更になったのか深くは読んでなかったんですよ。
どこが変わったのかなぁーと楽しみにしてたんですが、正直あんまり変わってないw
◼︎変更点
お師匠様が盟神探湯をするときのトリックを少し教えてくれた。
イサカとフルドリの恋の矢印が少し分かりやすく。(主にフルドリ→イサカ)
狗奴国と邪馬台国の争いの本戦が無くいきなり「邪馬台国の平和は守られた!」というすっ飛ばし感満載だったのが、効果音で「ウォォォオォオ!ヒュンヒュン!!ワーーー!!」という本戦があったんだな…という事が分かったこと笑
幕が降りるとき、卑弥呼とタケヒコが謎の踊りをして終わるという不完全燃焼感が、タケヒコが銀橋で歌い上げて花道に去って行くという終わり方に変わったので拍手がしやすくなった事。
くらいかな??
一番謎だった、クコチヒコの死因は相変わらずドラゴンボールの世界のままでした…。ドラゴンボールというより北斗の拳かな。「お前はもう死んでいる」みたいな死に方。
東京までに大きく変更してきてると思ったけどそんなこともなく、あの謎な脚本を舞台上で必死に弥生時代を生きている花組生に拍手を送りたい。(同時にカリスタの起承転結の転がない脚本の時に感じた芝居の力不足感から組が凄く成長していったんだなとも思いました)
「Santé!!」は、花組らしくもあり大介先生らしくもあるショーであっちゅーまに終わってしまう感覚。洋物ショーは1年半ぶり?なんですね。久しぶりのショーが、花組らしさが詰まっていて改めてカッコイイなと。
ショーでは、オペラが冴月さんと芹香さんロックオンなものでして、その2人の印象が強いんですけどね。
幕開きの五大美女は、好みでいうと…正直全員ハズレなんですけど←
あえて選ぶのであれば、ちなつかな。皆、ゴツくてデカくて…(月組での女装が異常だったんだなと実感)
その後のみりおさまの登場から大階段登場。
また、プロローグから大階段か…って思ってたんですけど、階段に座ってる冴月さん見たら大介先生に感謝の気持ちしかありませんでした。
大劇場では、茶髪だったけど東京の黒髪が最高に好きなやつです。ワイングラスの陣形の中で花組生を支える土台に冴月さん。感慨深いですね。
そして、銀橋での金髪をサラサラさせてる芹香さんがイケメン…。金髪で前髪をサラサラさせてる髪型はレッドカードものだと思います。
客席降りがあるのも楽しいですね。この前見たのは2階だったので1階席の様子は分からないですけど(笑)大劇場では持ってなかったワイングラス持っていて楽しそうでした。
ジゴロでは、真っ当に生きたい芹香さんには「真っ当に生きなくていいので、そのまま貢ぎたいです」と言いかけたくなるのを我慢。
下手から出てきてソロで踊る冴月さんにも同様に「貢がせて下さい」とお伝えしたいです。
ジゴロで1列に並んで「シーッ」と唇に指を持っていく姿が花組の男役姿としてとても見応えがある場面でした。
中詰めは置いといて(置いておくのか)
美穂さんの「愛の讃歌」素晴らしかったです。頭の中では、シャンソンコンサートで歌っていたまさきさんがチラつきますけど。美穂さんの「愛の讃歌」もとても良い。。。にしても、大介先生は本当に「愛の讃歌」が大好きなんですね。大劇場で見たときに1年前のシャバダバなリア充な「愛の讃歌」を思い出して一人感傷的になった責任を取っていただきたい。
そのあとの、イエス・キリストの「血がワインになる」な場面ではストーリーも感じ取れます。バイオレンスな場面がそこまで得意じゃない自分は、キリストなみりお様のを見るのが心痛かったんですが、「殺るぞ」みたいな目をしてる冴月さんにゾクゾクしました。
そのあとに劇場を包み込むような、くり寿ちゃんの歌声の心地好いこと。くり寿ちゃんの歌声大好きです。
黒燕尾では、みりお様の1人大階段に佇む姿が花組トップとしてしっかり足がついて、姿だけでも充分かっこよくなったなぁと。
8人組での黒燕尾のダンスに冴月さんが居たのも良きかな。
黒燕尾でもジゴロでも1列に男役が並ぶかっこよさは花組の特権だなと本当に思います。
と、まぁ思い出しながらザーーーッと書き綴って見ましたがSanté!!だけで通える公演です。何度も見たいと思いつつも仕事が立て込んでること、もう残り1週間半しかないこと、楽前日、楽はまさきさんのコンサートがあること。
追加は難しそうです。25日のMY楽で見逃しがないようにしなくては…。